林遣都×仲野太賀「初恋の悪魔」日テレGP帯ドラマで最低発進…盛り返しのカギは?
「メインキャストに柄本佑や松岡茉優といった、存在感や演技力に定評あるキャストを揃えています。数字はそこそこでも評価が高い作品を狙った割に、肝心のネット上の評判もあまり良くありません」(前出の広告代理店関係者)
初回放送後のネット上では〈それぞれが濃いキャラを演じているがスベり気味〉〈何を焦点にしていいのか、どこで笑えばいいのかわからない〉〈出演者は好きだけど脚本演出が狙いすぎなのが気持ち悪くて脱落〉などと否定的なコメントが目立っていた。
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「視聴率では苦戦すると思いましたし、数字と評価は一致するものではなく、ハマる人もいるはず」と前置きして、こう続ける。
「今期の連ドラは“天才的能力を持つ変人とそれに翻弄されるバディー”ものだったり、リベンジものだったりと、既視感があるもの、過去のヒット作のフォーマットを少しアレンジしたようなものが目立ちます。結局、リアルタイムでテレビを見る層には、それが安心する構成なのでしょう。そんな中でも『初恋の悪魔』は挑戦的な作り。林さん、仲野さん、柄本さん、松岡さんの4人をはじめ、各キャラがどうなっていくのか、タイトルの意味は最後にどう落ちるのかなど、いろいろと楽しめそうです」
とはいえ、同枠前クールの「パンドラの果実」は初回8%台から10話平均が5%台。日テレGP帯ドラマは、数字、評判とも盛り返せるか。 (視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)