岡崎紗絵はクリームソーダのような爽やかな魅力を放つ“最後のモグラ女優”
女優としては、21年に月9枠で放送された「ナイト・ドクター」(フジテレビ系)、今年1~3月の「ドクターホワイト」(カンテレ/フジ系)などで存在感を見せた。
10代の頃の彼女は、「Seventeen」モデルの同期の広瀬すずが何度も表紙を飾る看板モデルとなったのに対し、派手に目立つ存在ではなかったが、ちょっと丸顔系のルックスの親しみやすさで同世代の人気を集めていた。
モデル出身女優といえば、90~00年代には藤原紀香・長谷川京子・伊東美咲ら長身でクールな存在感の「きれい」「かっこいい」タイプが時代を席巻した。だが最近は、親しみやすい「かわいい」系のモデルが人気を集めている。同世代の女性の憧れが変化して、時代が岡崎紗絵をみつけたと言える。
しかし、彼女のようなタイプのモデル系女優がまったくいなかったわけではなく、「ロングバケーション」などで活躍した山口智子の明るいキャラが似合う部分などは通じるものがある。
山口智子は三谷幸喜作品をはじめとしてコメディーの代表作が多いが、岡崎紗絵も明るい持ち味を発揮して、チョコレートプラネット・霜降り明星・ハナコらによるコント番組「新しいカギ」(フジ系)に女優では唯一のレギュラーメンバーとして参加している。