「石子と羽男」視聴率苦戦も満足度でトップ! おいでやす小田の“安らぐ演技”も評判に
ネット上では《「リーガル・ハイ」に比べたら駄作》《シーンの整合性がなくてシラける》なんて批判的な意見も目立つものの、《東大卒でカタブツのパラリーガル石子と、天性の能力だけで弁護士になった羽男のやりとりが絶妙》《おいでやす小田やさだまさしが意外と安らぐ》などヒューマンコメディー要素を支持している声も多い。
「『アンナチュラル』とか『MIU404』『最愛』などの新井順子氏プロデュース×塚原あゆ子氏演出のコンビが売りのひとつでした。エッジが利いてメリハリの強かった過去作に比べて『石子と羽男』は緩いテンポなので、肩透かしを食らった視聴者がいるのかも」(テレビ誌ライター)
■ゲスト俳優のキャスティングに注目
前出の亀井氏は「各話のゲスト俳優さんが見せる味わい深い演技も楽しみのひとつ。そういえば『MIU404』でも、ブレーク直前の松下洸平さんが犯人役で印象的な演技を見せてくれましたね」と話す。
さらに「さださんや小田さんも、最初のうちは《どうかな》と思っていたのですが、見続けているうちに、いい感じに馴染んできた。演者と制作陣の意思の疎通がうまくいっていることが画面から伝わるドラマでした」と付け加える。
イマドキ7%台なら善戦か。それにオリコンのドラマ満足度は1位だ。主演の有村架純(29)や中村倫也(35)はもちろん、さだや、“キレ芸”で知られる小田など脇役陣もしっかり“爪痕”は残せたようだ。