大竹まことは本番中に深々と礼…最後まで“クールでダンディー”だった
そんな中、07年4月、大竹さんご自身のレギュラー番組と重なり、最後の出演に。本番前はいつも通りクールで、本番もいつものように丁々発止のやりとりがあった中、CMに入ると突然、立ち上がり「生放送で出していただくのは今日が最後です。みなさんお世話になりました。勉強させていただいてありがとうございました」とレギュラー出演者に深々と頭を下げられたのです。
その姿にざこばさんが「なんでんねん急に! 人(にん)にないこと(キャラクターと違うこと)しなはんな、びっくりするがな!」と本当に驚かれて言われると「みなさんの話に入っていけるのかなぁて、最初はほんとに不安だったんですよ」と真顔で答えられ「この番組で話せれば怖いもんはないです。ほんとにありがとうございました」と再び深々と頭を下げられました。
私の勝手な想像ですが、レギュラー陣の“関西芸人チーム”の完成された空気感の中、編集のない一発勝負の生放送で自分らしさをどれだけ出していけるか、大竹さんだからこそのプレッシャーを感じておられたのではないでしょうか。