KARA再結成が意味する「韓国エンタメ界の健全化」 使い捨てから長く活躍できるアイドルへ

公開日: 更新日:

再結成は「ネット書き込みへのアンチテーゼ」にも

 K-POP事情に詳しいローバー美々氏がこう言う。

KARAの再結成は、2010年代のガールズK-POP復活、韓国エンタメ界の健全化、ネット書き込みへのアンチテーゼを意味づけると思います。今、少女時代、2NE1など同世代アイドルが続々再結成する中、KARAは『ガールズK-POPの再来』を知らしめる存在。新人を誕生させるより、ヒットは確実で、ファンの集客も見込めますし、3大グループで相乗効果も見込めます。また、彼女たちが表に出ることで、アイドルは使い捨てされるイメージから、韓国芸能界は長く活躍できるクリーンな印象に変わるはず。実は韓国では1人デビューさせるまでに衣食住、レッスン代など1億円近く投資するので、回収のために専属契約期間が長くなるだけで、タダ働きではないし、育成に手厚いので一概に悪とは言えません。とはいえ、再結成するほどタレント側にメリットのある労働条件が整ったことは確か。KARAは育成分の回収も終えて自由度も高く、今後のコメントも自分らしさが出るでしょう。ハラさんは韓国内のネットリンチで心を病んだとも言われ、残されたメンバーの活躍は“私たちはネットの誹謗中傷に屈しない”というメッセージも含んでいる。さまざまな意味で韓国エンタメのクリーンさをアピールすることになるはずです」

 30代になってモノをいうアイドルになったKARAに注目だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇