KARA再結成が意味する「韓国エンタメ界の健全化」 使い捨てから長く活躍できるアイドルへ
再結成は「ネット書き込みへのアンチテーゼ」にも
K-POP事情に詳しいローバー美々氏がこう言う。
「KARAの再結成は、2010年代のガールズK-POP復活、韓国エンタメ界の健全化、ネット書き込みへのアンチテーゼを意味づけると思います。今、少女時代、2NE1など同世代アイドルが続々再結成する中、KARAは『ガールズK-POPの再来』を知らしめる存在。新人を誕生させるより、ヒットは確実で、ファンの集客も見込めますし、3大グループで相乗効果も見込めます。また、彼女たちが表に出ることで、アイドルは使い捨てされるイメージから、韓国芸能界は長く活躍できるクリーンな印象に変わるはず。実は韓国では1人デビューさせるまでに衣食住、レッスン代など1億円近く投資するので、回収のために専属契約期間が長くなるだけで、タダ働きではないし、育成に手厚いので一概に悪とは言えません。とはいえ、再結成するほどタレント側にメリットのある労働条件が整ったことは確か。KARAは育成分の回収も終えて自由度も高く、今後のコメントも自分らしさが出るでしょう。ハラさんは韓国内のネットリンチで心を病んだとも言われ、残されたメンバーの活躍は“私たちはネットの誹謗中傷に屈しない”というメッセージも含んでいる。さまざまな意味で韓国エンタメのクリーンさをアピールすることになるはずです」
30代になってモノをいうアイドルになったKARAに注目だ。