3月に死去した志垣太郎さん…20代での“酒豪伝説”「ブランデーを水のようにゴクゴクと」

公開日: 更新日:

 僕があまりに底なしに飲むので、ある時「どこまで飲めるかやってみよう」と、友人に見届け人を引き受けてもらって日本酒を飲み続けてみました。ぐいぐいぐいぐい3時間で4升半飲んだら、まだ酔っていないのにお腹がいっぱいになってやめました(笑い)。それが自己最高記録だと思います。

■妻と出会って飲み方を変えた

 30歳くらいまではそうやって楽しく飲んだくれていましたが、女房(女優の白坂紀子さん)と出会ってから、そんな飲み方はスッパリやめました。今も毎日飲みますが、ワインのミニボトル1本。食事しながら女房についでもらって家飲みです。

 結婚後に大酒を飲んだのは森繁(久弥)先生の舞台の座員の時だけ。森繁先生へのお祝いで優勝力士が使うような漆塗りの大杯が届いた時、「誰がこれで飲むんだ?」と聞かれ、周りが「太郎以外にいません」と。先生も「いけ!」と言うので大杯に一升瓶のお酒をついで、先生の前でゴクゴクと飲み干して、「先生、最高の器でございます」(笑い)。

 今、思い返しても若い時の勢いで飲み続けていたら、僕は50歳くらいで野垂れ死んでいたと思います。今も元気で楽しくいられるのは本当に女房のおかげです》

 ◇  ◇  ◇

 ご冥福をお祈りします――。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差