中村玉緒が“逆介護”で車いす生活の長女と不仲に…初のひとり暮らしを家族問題評論家はどう見た
女優の中村玉緒(82)が長女とフロア違いで住んでいた都心のタワーマンションから引っ越し、ひとり暮らししていることを発売中の「女性自身」が報じている。
きっかけは玉緒の“逆介護”。長女(58)が昨秋から体調を崩し、車椅子生活になり、玉緒の個人事務所社長を退任。玉緒が長女を介護するようになると不仲になってしまい、現在は、玉緒がひとりで事務所を切り盛りしながら、芸能活動をこなしているという。
中村玉緒といえば、夫・勝新太郎(享年65)のカネ、女、薬物などさまざまな事件の尻拭いに奔走。
長男の鴈龍(享年55)は撮影中に日本刀で死傷事件を起こし、晩年はニート状態で玉緒が経済的に支えていたが2年前に突然死。そんな玉緒を支えてきたのが長女だったが仲違いしてしまったようだ。
家族問題評論家の池内ひろ美氏がこう言う。
「玉緒さんのように親子の距離を置くというのは賢明な判断。中高年(50代)の子供が高齢(80代)の親に依存する関係を『8050問題』と呼ぶのですが、玉緒さんはまさに当事者。今までは奔放な夫と息子がいたので母娘が共闘してある意味仲良くいられたが、2人が亡くなり、初めて対峙した時に母娘に反発が生じたのでは。玉緒さんのように、引きこもりや病気の子供を抱える高齢の親は増え、今や『9060問題』に移行しつつあります。玉緒さんのように経済的余裕があればお金で負担を減らすこともできますが、そうできない家庭も多い。時代の象徴ともいえます」
他人事とは言えない問題だ。