神保彰さん「ブルー・シャトウ」がドラマー目指すきっかけに 箸で茶碗叩き母親に叱られた
神保彰さん(ドラマー/63歳)
70年代にスタートした音楽バンド「カシオペア」のドラマーとして活躍、ソロになってからは数々のトップミュージシャンと共演し、世界的ドラマーとして知られる神保彰さん。この道を目指したきっかけはジャッキー吉川とブルー・コメッツのヒット曲「ブルー・シャトウ」だった。
父親は学生時代、進駐軍のキャンプ回りでベースを弾いていました。でも、僕は演奏する姿を見たことがなくて、音楽に目覚めたのはグループサウンズです。小学校の低学年の頃は大ブームでしたからね。
GSの曲を聴いて妙に引きつけられたのはドラムでした。強烈なインパクトを感じたのはジャッキー吉川とブルー・コメッツ。誰でも知っているヒット曲「ブルー・シャトウ」でドラムを叩くジャッキーさんの姿がすごくカッコいいと思いました。なぜか当時のバンドはドラムがリーダーのことが多かった。子供心にすごく不思議な気がしましたね。その時にバンドの要はドラムじゃないかという刷り込みができたのかもしれません。