NHKそもそもガッポリなのに受信料未払い「罰金3倍」導入…闇金融も真っ青の取り立てぶり
余剰金は民放トップの放送収入1年分
21年度決算の受信料収入約6801億円に対し、民放トップの日本テレビの放送収入は約2460億円(広告スポット+タイム)。テレビ朝日約1790億円、フジテレビ約1720億円、TBS約1660億円、テレビ東京約770億円と続く。剰余金も04年度の366億円から21年度には2231億円まで膨張。民放トップの放送収入1年分に匹敵する。
ようやく、その6割以上を取り崩し、今年10月からの過去最大約10%の受信料値下げの原資に充てるというが、本をただせば「皆さまの受信料」。視聴者に全て還元せず、まだ800億円超もため込むこと自体が異常なのだ。元NHK政治部記者の川崎泰資氏が言う。
「今のNHKは受信料に見合うだけの番組を作っていますか。特に報道は政権側に忖度した姿勢が目立ち、罰金制度に世間が反発するのは当然。内部にいた人間からすると、とんでもない話です」
12月には「BS1」と「BSプレミアム」を一本化。ますます「見る価値のある」番組が減れば、本末転倒である。