林真理子氏は“人生の達人” 生きやすくなるヒント満載「成熟スイッチ」14万部突破
作家・林真理子(68)の新書「成熟スイッチ」(講談社)が昨秋の発売以来、順調な売れ行きをみせ14万部を突破したというので話題だ。
成熟に向かうためのヒントが満載の同書。WEBサイトでは「成熟スイッチ相談室」を開設し、こちらも唸る名回答ばかりである。
「会社での出世の限界もとっくに見えていて、なんのために仕事を頑張ればいいのかわからなくなってしまいました」という57歳のサラリーマンへ、「人生消化試合」にしないため、こんなアドバイスを送っている。
「もう十分に働いてきたのですから、そんなに深刻に考えなくていいのでは」として、2つのことをすすめている。①いまいる会社の若い人のために、貴方が何かやってあげること、そして②(会社以外で)自分が好きなことにとことんのめり込んでみること、だ。
「日大理事長として、お茶くみの女性がいたことなど、日大に今もはびこる男社会の実情と脱却をテレビでも訴えていますが、実は中高年サラリーマンの意識改革も呼び掛け、エールを送ったりしているんです」と某出版プロデューサー。林氏は「やってしまったことの後悔は日々小さくなるが、やらなかったことの後悔は日々大きくなる」がモットーという野心家だが、気遣いの心は忘れない。