デビュー45周年の香坂みゆきが語るこれから「“片付ける”を考えながら、やりたいことをやる人生送りたい」
「知る人ぞ知る作品で、よく“隠れた名作ですね”なんて言われますが、それを掘り起こしていただいて、世界中の人たちが聞けるようになるというのはうれしいです」
香坂といえば、3歳からモデルを始め、12歳のときにテレビ番組「欽ちゃんのドンとやってみよう!」のマスコットガールとなり話題となった。
「たまたまオーディションを受けたら通って。毎週スタジオに行って萩本欽一さんの隣に座って、帰るという感じで。今でも“萩本さんとは連絡を取られているんですか?”とよく聞かれますが、お話ししたこともあまりないんです(笑)。でも、当時番組のディレクターだった三宅恵介さん(現フジテレビエグゼクティブディレクター)とかがライブをすると来てくださるので、懐かしいですね」
77年に松本隆作詞による「愛の芽ばえ」で歌手デビュー。同期デビューには榊原郁恵・高田みづえ・狩人がいる。
「新幹線がまだ東北まで通っていない時代だから、仙台へお仕事に行っても帰りは夜行列車で、上野で着替えて学校に行ったりしてました。だけど、不便とは思いませんでした。それが当たり前でしたから」