ふぞろいの林檎たち編(1)山田太一は三流大学生を主人公にし劣等感に苦しむ姿を描いた
7年間の助監督時代の劣等感を投影

「早春スケッチブック」(1983年・フジテレビ系)が終わって2カ月後、「ふぞろいの林檎たち」(83年・TBS系)の放送が始まった。この作品は「パートⅡ」(85年)、「パートⅢ」(91年)、「パートⅣ」(97年)と続編が作られた、脚本の山田太一にとって最長のシリーズになった人気作。…
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