国際手配犯ガーシー容疑者の強制送還はあるのか?取得したUAEゴールデンビザは10年滞在可
動画投稿サイトで著名人らを繰り返し脅迫したとして、警視庁が国際刑事警察機構(ICPO)を通じ、前参院議員のガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)=威力業務妨害容疑などで逮捕状=を国際手配した。
ガーシー容疑者の旅券は4月12日に失効したが、不法滞在となるかどうかは滞在国の判断となる。ガーシー容疑者はアラブ首長国連邦(UAE)に10年間の滞在が認められるゴールデンビザを取得し、日本に帰国しない意思を表明している。
警視庁が国際手配する意向を示した際、ガーシー容疑者はSNSに「名誉棄損で国際手配かける国なんて日本だけちゃう? オレ、何した? 芸能人の暴露しただけやで。それが国を揺るがすことなん?」と投稿したが、ガーシー容疑者には名誉毀損だけでなく、強要、威力業務妨害、暴力行為等処罰法の常習的脅迫という4つの容疑で逮捕状が出ている。ガーシー容疑者の言う「名誉毀損罪」は懲役3年以下または50万円以下の罰金だが、「常習的脅迫」には罰金刑がなく、有罪が確定すると、3月以上5年以下の懲役に処される。
一方、今回の国際手配は、警視庁がUAEに身柄の拘束や引き渡しを要請するのではなく、ガーシー容疑者の所在地や行動に関する情報をICPOを通じて求めるというもの。