「どうする家康」ファンタジー色の強い「築山殿事件」描写に《やり過ぎでは…》とSNS困惑
《もう何でもアリの世界観だよね。瀬名も五徳も信康も…このドラマの中で悪者はいないって解釈なんだろうか》
《瀬名を悪女ではなく善女で家康とも仲が良い夫婦として描くことはドラマならアリだと思うので異論はない。しかし瀬名の東国連合政権構想は、ドラマとはいえさすがにやり過ぎだ。これはもう現実逃避でしかない》
《史実と言われているのも「諸説あり」だし、脚本家なりの【歴史の解釈】は良いと思うんだけど、あまりにも時代背景からかけ離れたファンタジーはついていけないですわ》
と、あまりにも大胆な新解釈に戸惑う声が多く上がっていた。
■有村架純の起用で築山殿のイメージを覆す
「築山殿といえば嫉妬深い悪女というイメージが定着していましたが、悪女イメージのない有村架純さんがキャスティングされた段階で、どのような人物として描かれて『築山殿事件』に向かうのか、視聴者は常に気になっていたと思います。ただ家康を含む、周りの人物たちが聖人として描かれすぎており、歴史にあまり関心がない人が見れば、その悲劇性で涙できる内容になっていたかと思いますが、歴史に造詣の深い視聴者だとファンタジー色の強い今回の新解釈は受け入れ難いものもあるでしょう」(ある演出家)