成田凌「転職の魔王様」不発…乱立する《クセつよエキスパートお仕事ドラマ》の気になる行方
■特殊な職業のお仕事ドラマが乱立
亀井氏の言う“この手のドラマ”は次のクールにもある。10月14日にスタートする菊池風磨(28)主演の「ゼイチョー~『払えない』にはワケがある」(日本テレビ=土曜夜10時)がそれ。知財を扱う弁理士(それパク)、執行官(シッコウ!!)、キャリアアドバイザー(魔王様)に続いて、市役所納税課の徴税吏員の話だ。
「1990年代から2000年代に、2時間ドラマなどで『〇〇刑事(デカ)』の○○に“スチュワーデス”“おばさん”“ラーメン”“祇園入り婿”などが入るものが乱立した時期がありましたが、今のお仕事ドラマも“それがアリならこれもアリ”的に、いろいろ増えていくんでしょうか。“違法建築Gメン”とか“港湾油濁調査官”とか、AIを使えばいくらでもできそうですね。題材はどうあれ、芯のヒューマンドラマがしっかり描けていて、演者さんがうまくハマれば、それはそれで楽しみでもありますけど」(前出の亀井氏)
「魔王様」の最終回の展開にはもちろん期待したいが、それよりも、こうした“クセつよエキスパートを刑事ドラマフォーマットに落とし込んだタイプのお仕事ドラマ”の行方そのものが気になる?