堀田真由とんだトバッチリ…“パクリ騒動”でつまずいた「あな忘」は心震わせる脚本に期待
《『silent』に出ていた風間俊介が出ていたり、ラスト直前に出てきた岡田結美は『silent』の夏帆の役どころに近い匂いがするし、制作が『silent』を意識しているのがバレバレ》といった指摘も。
確かに「ポスターのビジュアルのテイストもしかりで、手書き風のタイトル文字も似ているし、局の偉い人の誰かが《『silent』みたいな感じでできないかな》とオーダーして作られたドラマじゃないですか」(スポーツ紙芸能デスク)なんて意地悪な見方もある。が、テレビコラムニストの亀井徳明氏は「神戸が舞台なのは新鮮だし、映像の雰囲気も音楽もいい。初回で脱落するのはもったいない」と、こう続ける。
「放送前のマイナスなニュースのせいか、冒頭から“ありえない警察”や“デジャブ警察”のえじきになってしまいました。ただ、ネットでいちばん言われている“廃墟にあった美しいピアノ”の場面。漫画やアニメならあまり気にならなくても、実写ドラマだからこそ目についてしまうので、そこでシラけさせてしまったのは残念。きれいなシーンなんですけどね」
実際、批判するコメントの中には《春の『日曜の夜ぐらいは…』も、夏の『何曜日に生まれたの』は好きだったのに》という書き込みも数多く見られる。つまり落ち着いて見られるこのテレ朝10時枠に期待している層は少なからずいるわけだ。そもそも初主演の堀田にとっては、とんだトバッチリだろう。
前出の亀井氏は「1998年の名作『神様、もう少しだけ』(フジテレビ)の浅野さん脚本らしい、心震わせる展開になることを期待します」とエールを送るが、29日の第2話を直前に、制作サイドは「視聴者様、もう少しだけ」が本音だったりして?