旧ジャニーズが生む更なる悲劇…「ジャニーズ性加害問題当事者の会」40代男性が死亡

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 旧ジャニーズ事務所による犠牲者がまたひとり、出てしまった。創業者である故ジャニー喜多川氏による連続性加害で、その毒牙にかけられた元所属タレントらでつくる「ジャニーズ性加害問題当事者の会」メンバーの40代男性が大阪府内の山中で首つり自殺していたのだ。

 この男性も、ジャニー氏からの性被害を実名で告発していた。そしてその後、SNSなどで誹謗中傷を受けていた。自殺現場近くには遺書のようなメモが残されていたという。警察は男性の氏名を公表していない。

「年代などから、この人物ではないかとの憶測が出回っています」と言う当事者の会に近いマスコミ関係者が、こう続ける。

「往々にして、ジャニヲタとも呼ばれるファンは思い込みがはげしく、熱烈に応援する一方、いわゆる『推し活』のなかで、ちょっと何かあると、根拠もなく平気で誹謗中傷を繰り返したりする。ジャニー氏の性加害問題では、ジャニー氏がやったことは悪いけれども、それによって、自分たちの推す旧ジャニーズやタレントまで批判されるのはおかしいと思い込んでしまう。そして、何の瑕疵もない相手であろうと当たり散らす。性被害者である当事者の会への批判などは、まさにそれ。悪質な誹謗中傷をこれでもかと浴びせかけたのではないでしょうか」

 言葉による誹謗中傷の標的にされていたとすれば言語道断ではないか。

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