ムロツヨシ&平手友梨奈「うちの弁護士」が伝統枠“月9”超え!フジ系トップのキモは「オジサンに優しい作り」
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「新機軸を打ち出すのではなく、《テレビが好きでずっと見てきた人に楽しんでもらおう》というのを第一にしているように見える」と、こう続ける。
「“凸凹バディーにクセつよメンバー”は王道的フォーマット。その枠の中で演者さんたちが伸び伸びやっているのが伝わるし、昭和・平成とテレビを見てきた人なら分かる小ネタがあちこちに盛りこまれているのも楽しい。主題歌がローリング・ストーンズですから、おじさん世代にはバッチリですよね」
8日放送の第9話の序盤、ムロと安達祐実(42)のシーンで「同じ曲聴いて同じドラマ見てな、うん。若い世代には伝わんねえからな」なんてムロさんのセリフがあったが、「それがこのドラマの雰囲気を作っていると思うんです。そして何より、最近のドラマは凝視していないと分からなくなっちゃうこともあるんですが、このドラマは“ながら見”や、画面を見ずに音声だけでも、ある程度、話が分かるようにできている」と前出の亀井氏。
スタート前は《裏番組が「金ロー」「金スマ」「Mステ」だから苦戦する》なんて言われていたが、それでも健闘したのは「オジサン世代に優しい作り」がキモなのかも。
ちなみにフジ金9の次回作は桐谷健太(43)&瀬戸康史(35)の「院内警察」で、ヒロインに長濱ねる(25)。これもオジサンに優しい作りか。