「コットン」結成12年目でついにブレーク 覚醒した吉本興業の“眠れる獅子”の実力
昨年、吉本興業の「眠れる獅子」がついに目覚めた。西村真二(39)ときょん(36)の2人からなるお笑いコンビ・コットンが、結成12年目にしてついに大ブレークを果たしたのだ。
彼らは2012年から「ラフレクラン」というコンビ名で活動していた。西村は芸人になる前に地方局のアナウンサーをしていたこともあり、端正な見た目でしゃべりも達者。ライブシーンでは早くから注目される存在だった。
ネタの面白さにも定評があり、お笑いコンテストで優勝したこともあったが、世に出るためのきっかけをつかむことができず、長い間くすぶり続けていた。
そんな彼らにとって転機となったのは、21年に「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に出演したことだ。この番組で、子供の頃から勉強も運動も得意で友達も多く、自分を特別な存在だと思い込んでいる西村の異常性があらわになり、それが大反響を巻き起こした。
多くの芸人は、モテない、お金がないといったコンプレックスを抱えていて、それを解消するためにお笑いの道に進む。しかし、西村は「すべてを持つ者」でありながら、アナウンサーという花形職業を捨てて芸人になった。