今村昌平と今村プロ映画の女優編(6)「神々の深き欲望」では沖山秀子の抜擢が大成功でした
「神々の深き欲望」(2)
今村昌平監督の「神々の深き欲望」(1968年)は南方のクラゲ島を舞台に、古くから残る島の風習と近代化の波の中で翻弄される人々を描いた群像劇である。映画の中盤、島で絶対的な支配力を持つ神託を伝えてきたウマが、巫女としての能力を失う。そこでクローズアップされるのが、ウマの姪にあたる…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,370文字/全文1,510文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】