旧ジャニーズとNetflixの蜜月…下半期から来年も友好関係が続きそうなワケ
きっかけは嵐
旧ジャニタレントの素顔や舞台裏に密着する同番組は、18年からフジテレビで放送されていたが、新シリーズからNetflixに移行。King & Prince、Travis Japan、HiHi Jets、7 MEN 侍にスポットが当てられた。それにともない、フジ時代のアーカイブもすべて公開。最年長のTOKIOから小学生のジュニアまで、全世代をカバーした。
その6月には、King & Princeの永瀬廉(25)主演の映画「余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。」が配信。日本トップ10(映画部門、7月1~7日)で1位を獲得している。
双方の友好関係は今年下半期から来年にかけて、さらに加速するのではないかとエンタメライターの伊藤雅奈子氏は予想する。
「ネトフリの会員数を飛躍的に伸ばしたのは嵐。20年12月末の活動最後までを独占密着したドキュメンタリー『ARASHI's Diary -Voyage-』は2年間にわたって28カ国語の字幕付きで、全世界190カ国に配信されました。外資系会社ゆえ、ジャニー氏の問題が表面化した昨年は、未成年児への性虐待に厳しい一部海外メディアから難色を示されたそう。ですが、STARTO社に改称、人事の大幅刷新、補償会社の設立などで生まれ変わろうとする姿勢が見て取れてからは、緩和状態に向かったとか。何より、海外で通用するアーティストを多数抱えていることが強みでしょう」
「WE ARE!──」の反響いかんによっては、STARTO社のステージもドキュメンタリーと双璧をなすキラーコンテンツとなる可能性大。ネトフリと旧ジャニーズの蜜月は続きそうだ。
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STARTO ENTERTAINMENTはNetflixとの関係は順調のようだが、日本テレビとの関係は雲行きが怪しいようだ。●関連記事【もっと読む】日テレvsSTARTO社のゴタゴタで「24時間テレビ」の欺瞞が浮き彫り…出演は嵐・相葉雅紀のみ…では、STARTOと日テレのギクシャクぶりを報じている。