【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

公開日: 更新日:

不倫同棲でレギュラー番組とCMが全部吹き飛んでも…「憎めませんでした」

 だが、6年に渡る同棲と度重なるスキャンダル報道の代償は大きかった。

「レギュラー番組13本、片手以上も抱えていたCMは全部吹き飛んでしまい、芸能界から一時干されてしまいました」

 それでも、「火野さんは憎めない元彼」と小鹿さんは言う。

「母性本能をくすぐられるっていうか、放って置けないっていうか、一緒にいると楽しいし男としての色気もあるもんだから、外で悪さしようが浮気しようが、帰ってくると一度や二度は怒りますけど、ついつい許しちゃうんですよ」

 妊娠後、一人娘を出産しながら入籍できないまま2000年4月に鬼籍に入った望月さんも、かつてこう語っている。

あの人が真理子という女と暮らして、よかったと思ってくれるだけでいいんです」

 小鹿さんが続ける。

「ずいぶん前ですけど、テレビロケの合間に(仁支川)峰子ちゃんと話してる時に火野さんの思い出話になったことがあったのね。ひとしきり、『散々浮気されて…』って共通の話題で盛り上がったんだけど、二人の結論は『でも火野さんだもん。憎めないよね』でした。」

 人徳といえばそれまでだが、今は名古屋に住み、1995年から2022年まで27年間も東海一のネオン街・錦で高級クラブのママをしていた小鹿さんが、水商売のプロとして火野さんを見ると、こんな視点もある。

「火野さんって、女性だけじゃなく男性からも好かれるんですよ。映画や時代劇で一世風靡された勝新太郎さん、藤田まことさんら大御所をはじめ、映画界・テレビ業界のやり手プロデューサーの懐にも、スッと入り込んじゃう。ちょっぴりヤンチャで、ウィットに飛んだ冗談を言い、お茶目なところもあって敵を作らない。しかも仕事は想定以上にキッチリこなして、オファーを裏切らない。後輩の俳優でも、『兄貴、兄貴』って慕ってる方は多いと思いますよ。男が男に惚れられる、一目置かれるって、男冥利に作ると思いませんか? それが火野さんの人たらしの極意なんじゃないかしら」

 火野さんは、所属事務所の公式ホームページによると「自宅で家族に見守られ 穏やかな最期でした」。

 名バイプレーヤーとして昭和、平成、令和を駆け抜けたスターが、また一人、星になった。

(取材・文=高鍬真之)

   ◇   ◇   ◇

 なぜ火野正平さんはあれだけ浮名を流しても恨まれなかったのか?【あわせて読む】火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”…もご覧ください。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動