太地喜和子「まぼろしの“出自”を探して」(2)秘められていた喜和子の魔性を三国連太郎が目覚めさせた

一九六三年、俳優座養成所でいよいよ才能を開花させ始めた喜和子だが、翌六四年、三国連太郎と運命的な出会いをする。喜和子二十歳、三国四十一歳。“怪優”と称されるほどの存在感を示していた三国は三度の離婚を経験し、このときも妻子があった。喜和子いわく“ガソリンをぶっかけてしまったような…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り2,256文字/全文2,397文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】