うつみ宮土理さんは81歳でも舞台に 元気の秘訣とは? 愛川欽也さんを亡くしたショックの様子も語った

公開日: 更新日:

1月15日から「ケロンパのナカメへおいでよ!」(BS11)が放送開始

 愛川さんが亡くなったときは落ち込みが激しかったが、すっかり元気そうだ。

「亡くなって1年は、どう過ごしたか覚えていないくらい。でも、こんなふうに落ち込むことをキンキンは望まない、と気付いたの。今も月命日には墓所に手を合わせにいきます。キンキンは自分はぜいたくせず、周りのためにお金を使う人でした。人をみるときは肩書ではなく、熱心な仕事ぶりや人柄で、という姿勢からも学びました。そういうところに惚れたんです」

 今となっては、ケンカも良い思い出か。

「ケンカはしませんでした。キンキンは家でもよくしゃべるし、私もよくしゃべる。お互い、相手の話を聞かずに自分の話をしている、って笑われたことがあります(笑)。いつも笑って一緒にいると楽しくて、大好きでした」

 さて、東京・世田谷生まれのうつみさんは1965年、実践女子大学文学部英文学科を卒業し朝日新聞社に入社。翌年、取材先でスカウトされ、「ロンパールーム」の2代目お姉さんとしてデビューすると、明るいキャラクターで人気に。

 ドラマ「おくさまは18歳」「水戸黄門」(ともにTBS系)、バラエティーでは「シャボン玉こんにちは」「さんまのSUPERからくりTV」、「ボキャブラ天国」(フジテレビ系)、「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)など多くの番組で活躍した。

「よく体がもったな、と思うぐらい忙しかった。私は5人きょうだいの2番目。一番下の弟を大学までやったら、結婚して家庭に入ろうと思っていました。それが、こんなに長く、しかも思ってもみなかった芸能活動をしているのだから、運命っておもしろいわね。一番心に残っているのは『ロンパールーム』。子どもが大好きだから、小さい手を握るとウキウキするの。今でも子ども番組をやりたいぐらいです」

 うつみさん自身は子どもはいない。

「それで良かった。もし自分の子ができていたら、甘やかしてダメにしていたと思います。妹の子どもや孫と行き来しているので幸せです」

 1月15日、歌と食と散歩の番組「ケロンパのナカメへおいでよ!」(BS11)放送開始。 

(取材・文=中野裕子)

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