小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?
「あきない世傳」をなんとその6日からスタートするという。小芝ロスの余韻をそのまま引き継ごうというわけだ。
それにしても、「べらぼう」はいまひとつ波に乗れず、世帯視聴率もひとケタに転落。蔦重が何か新しいことをやろうとすると、女郎屋や地本問屋に妨害されたり、おいしいところだけ持っていかれたりという話の繰り返しの多いあたりが原因だろうが、さらに評判のいい小芝の瀬川がいなくなって大丈夫か。
「大丈夫じゃないでしょうね。笑わせキャラの安田顕の平賀源内もまもなく獄死しますし、渡辺謙の田沼意次も中村隼人の長谷川平蔵(鬼平)もなぜ出てくるのかよくわからない。脚本の森下佳子は日曜劇場の『JIN-仁-』で、江戸の有名無名の人々を織り交ぜてダイナミックなドラマに仕立てましたが、『べらぼう』ではどうもうまくいってません」(ドラマ制作会社プロデューサー)
これから蔦重は日本橋にも店を出し、物語は吉原編から日本橋編に移る。喜多川歌麿、葛飾北斎らの絵師、戯作者・読本作者の山東京伝、十返舎一九ら、よく知られた江戸文化人も絡んでくる。期待しよう。
(コラムニスト・海原かみな)