トイレ籠城に号泣も…清原容疑者がコワモテで隠した小心
この年の5月に亜希夫人と結婚(14年9月に離婚)したばかりにもかかわらず、その日も球団に無断で外泊。くだんのホテルから戻ってきた清原をチームの宿舎前で本紙が直撃した際のことだ。
時間は昼の12時。練習休日で宿舎の周囲に人影はなく、閑散としていた。本紙が「○○のホテルで女性と外泊されましたよね?」と声をかけると、ギョッとした表情をした清原。これがグラウンドだったら、「それがオマエになんか関係あるんか!」「知らんわこのボケ!」と周囲の報道陣と一緒に怒鳴り散らすところだったろうが、声をかけた瞬間、清原は声を荒らげるでもなく、恫喝するでもなく、無言のままクルリと記者に背を向けて、宿舎の非常階段を一目散に駆け上がっていったのだ。
実は、高級リゾートホテルを出た清原は一度、バイパス沿いのコンビニでタクシーを止め、買い込んだ荷物を両手に持って、チーム宿舎の200メートル手前でタクシーを降りて、歩いて戻ってきている。当時の選手がこう言って笑ったものだ。
「それ、無断外泊したときに清原さんがよく使う手。球団の人間に見つかったときに、コンビニへ買い出しに行っていた、と言い訳するためです。とがめられても、オレの勝手やろ! とは言わないし、言えないタイプ。長嶋監督にはもちろん、目上のコーチや球団の人間には、いい子を演じるところがありますからね」