五十川被告と220回 高知東生被告がハマった“クスリと女”
検察官から「なぜ2人で?」と問われた高知被告は「すみません」と言葉を濁したが、単純計算でこの9年で216回も2人で薬物を使いながら情事にふけっていたことになる。ズブズブにはまっていたようで、高知被告は「どうやったら妻(女優の高島礼子)にバレないかということばかり考えていた」と明かした。
高知被告は2年ほど前から覚醒剤の入手が困難になり、代わって五十川被告が売人を通じ、手に入れるようになったという。今年6月に、横浜市のホテルで捕まった時2人は全裸だった。
一方の五十川被告も起訴内容は認めたが、高知被告と出会う以前にも薬物を使用していたという冒頭陳述は否認。2人の証言には食い違いがある。
「2人が逮捕されたホテルの部屋からは4グラム、五十川被告の自宅からは2グラムの覚醒剤が見つかっている。“初心者”レベルなら200~300回分の量です。ほとんど売人レベルで、五十川被告は『ネットで知り合った売人から買った』と証言していましたが、どうも信じがたい。五十川被告は高知被告と知り合う前のレースクイーン時代から薬物に手を染め、川崎市内の暴力団関係者から覚醒剤を入手していたとみる捜査関係者もいます」(捜査事情通)
いずれにせよ、証言が食い違っている時点で全容解明には程遠い。検察は、2人にそれぞれ懲役2年を求刑した。判決は今月15日だ。