上映会も好評 なぜ女性たちはロマンポルノに惹かれるのか
「ロマンポルノは男性向けながら、主人公を通して女性のさまざまな生き方を描いてきました。そんな世界観が、今の女性に受けているのではないか」(前出の担当者)
昨年に続いて、この9月にかけて行われた「ピンク映画」の作品上映会も女性客にも好評だった。
「専門劇場が全盛期の1割ほどの36館に激減したことで、少しでも多くの人に見てもらうため、18禁作品を15禁に再編集して上映した」(大蔵映画担当者)という。
「腰の密着を描写しない(絡みの時に下半身を映さない)」「パンツの中に手が入ってはダメ」「ヘアが映ってはいけない」などが15禁のルール。ソフトな描写でも、正真正銘のポルノ作品。なぜ女性がそそられるのか。明大講師の関修氏(心理学)が言う。
「女性にとってのポルノは、レディースコミックなど紙媒体でしたが、最近はネットでアダルト映像が手軽に見られます。それで心理的なハードルが下がり、『女性もポルノ作品を見ていいんだ』と“目覚めた”のでしょう。ロマンポルノやピンク映画は、性表現が直接的なAVより、ファンタジー要素が強く、妄想を好む女性に受け入れられやすい」
そのうちロマンポルノでデートしたりして。