宮地真緒さん 20代の“暗い酒”を吹っ切り“ハッピーな酒”に
普段はハッピーなお酒なんですよ! 暗いお酒は飲まないよう心がけてもいますから。というのは、26、27歳のころの経験があるからです。18歳で故郷・淡路島を出て女優をやっているけれど、不安定な仕事で10年後はどうなるかわからない。結婚するのかしないのか、子供を産むのか産まないのかとか悩んで。両親からは友だちは会社を辞めて地元に戻ったとか、結婚したという話を聞くようになって、「○○ちゃんはこの間、里帰り出産したわよ。おまえはしないの?」って言われて劣等感を抱いちゃったり。
でも、それをうまく言葉にすることもできないし、漠然とした不安にも襲われていた。仕事も結婚も出産も自分一人で決めてできることではありませんし、かといってだれにも相談できず、一人で部屋で飲んでは落ち込んでいました。このころはまだお酒の味とか飲み方もわからなくて、簡単に酔えるものと思ってスーパーで麦焼酎「いいちこ」の大きいパックを買ってきて、緑茶とかで割って飲んでいました。
でも、考えても仕方がない、このままいけるところまでいってみようって吹っ切れたら、すごく楽になってつらい酒はやめようと決心できたし、部屋で一人で飲むのもやめました。アルコール依存症とかうつ病にならなくてよかったと思います。