宮地真緒さん 20代の“暗い酒”を吹っ切り“ハッピーな酒”に
■帰省のたびに90歳近い祖父と晩酌
去年、結婚したのですが、気持ちはますます楽になりました。ただ、ダンナはお酒が弱いし、私とは好きなお酒も違うので、家族では母方の祖父と晩酌するのが好きです。もう90歳に近い年齢なので、飲み友だちが減ってきたらしく、帰省すると付き合います。
祖父は一人で日本酒を4合も飲むんですよ! ストーブの上にアルミのやかんを置いて日本酒を熱燗にして小さなおちょこで飲む。飲みながら私が生まれる前の話――私の知らない母親の話とか祖父の若いころの話とかをしてくれるので、それが面白くて。
今は地方ロケの仕事ではよく飲みますね。現場と宿泊先のホテルの往復で他にすることがありませんから。去年、撮影した映画「恋のしずく」では酒蔵の蔵人の役を演じていますが、広島に1カ月滞在した時は地元の杜氏の方と毎晩のように飲んでいました。「役作りだ!」と言いながら(笑い)。その時に教えてもらった飲み方をすると不思議と悪酔いせず、朝5時集合でも不思議とスッキリ起きられました。
東京の仕事の時はあまり飲みません。帰ってからご飯を作ったり、お風呂掃除をしたり、やらなくてはいけないことがありますから。