勢いづく70代 ED治療薬が「シニアの性」を一変させた
ただ、警察の目がうるさく、デリヘルなど風俗嬢が詰めている“待機部屋”ビルの周辺は、常にパトカーが巡回している。そのため、ホテルや独身男性の部屋に向かう風俗嬢に、「どんなに金を出されても、“本番”は絶対にやるなよ」(風俗店経営者)と、注意を呼び掛けているという。また、静岡市で、ホテルや自宅に来てくれるというデリヘルを経営しているオーナーA氏が目下、ひとつのプランを立てている。
最近になって、客層に60代、70代の高齢者が急増していることがヒントになったというが、「一昔前まで、70代の客などはほとんどいなかった。しかし、ED治療薬の利用が常態化し、本能や機能も倍加する老人が増えてきた。老人の性欲に油を注いだ格好です。問題は警察ですが、なにか、ボランティア精神に近い立場で、老人たちの性処理ができるビジネスを起こせないかと模索しています」という。性産業は完全に高齢者がターゲットになっているのだ。