どう違う? 「怖いめまい」と「怖くないめまい」の症状と対処法

公開日: 更新日:

 Aさん(52)は会社で仕事中、立ち上がろうとした途端に体がふらついた。若い頃から貧血気味でめまいを感じることも多かったAさんだが、いつものめまいと少し違うように思った。右側の手足がしびれるのも気になった。しかし、しばらくイスに座っているとしびれは消えたので、そのまま仕事を続けた。

 Bさん(50)は朝、激しいめまいで起き上がれなかった。遊園地のコーヒーカップに乗っているような、ぐるぐる回っている感じがして、吐き気もある。自分はどうなってしまうのだろうという不安から、妻に急いで救急車を呼んでもらった。 疲れた時や急に立ち上がった時など、クラッとした経験はだれでもあるだろう。頭がふらつく「めまい」には、放っておくと命の危険があるものと、放っておいていいものとがある。年末が近づくにつれ忙しくなるが、そんな時でもすぐに対処しなくてはならないめまいは何か? 米山医院・米山公啓院長(医学博士)に聞いた。

■激しくても命に関わるとは限らない

 冒頭のAさんとBさんのケースだが、実はAさんは翌日、脳梗塞を起こして病院に救急搬送された。幸いなことに命は助かったが、右半身にマヒの異常が残ってしまった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭