不登校の原因にも 大人とはまるで違う子供の片頭痛サイン

公開日: 更新日:

次に、体育の授業中に外気温が高かったり、体を動かして血管が急激に広がって発作を起こすパターン。さらに、学校がストレスになっていたり、逆に学校が好きで張り切りすぎて、学校帰りや帰宅後に発作を起こすパターン。もし、お子さんに最初に挙げた4つの特徴が見られ、さらに、この3つのパターンのどれかに当てはまるなら、子供の片頭痛治療に力を入れている頭痛外来を受診した方がいいでしょう」

 治療は、大人の場合と同様に、痛みの程度を軽くする予防薬と、つらい症状を軽減させる頓服薬の服用だ。予防薬では、抗セロトニン薬の塩酸シプロヘプタジンや抗てんかん薬のバルプロ酸ナトリウムなど。頓服薬はトリプタン製剤だ。

「トリプタン製剤は、海外の使用経験をもとにしながら、10歳前後を目安に頭痛の程度や健康状態を見ながら処方しています」

 これらの治療で、それまでと一転して、充実した学校生活を送れるようになる子供は多いという。
 もしかして我が子も……と思ったら。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」