「体にいい」も逆効果…「頭痛によくない」食品と食べ合わせ

公開日: 更新日:

 仕事帰りにバーに立ち寄り、チーズやサラミ、オリーブオイルをたっぷり使ったアヒージョをつまみながら、赤ワインをグビグビ……。ありがちな光景だが、「頭痛」にとっては最悪のパターンだ。東京女子医大脳神経外科客員教授の清水俊彦氏が言う。

「片頭痛に代表されるような一次性頭痛は、脳の血管が広がって血管の周囲にある三叉神経が刺激されることで起こります。三叉神経からは炎症を起こす物質が放出されるため、さらに血管が広がって三叉神経を刺激する悪循環となり、激しい痛みを発症するのです。血管を広げて血流をよくする作用がある食品は、健康にいいと言われていますが、頭痛にとっては好ましくありません。痛みを起こす引き金になったり、症状を悪化させてしまうのです」

 頭痛持ちはもちろん、普段はなんでもない人でも、“頭痛によくない食品”を摂取しすぎると痛みを引き起こす要因になりうる。頭痛を誘発しやすい食品を清水氏に挙げてもらった。

■赤ワイン

 赤ワインやロゼワインには、血管拡張作用がある「ポリフェノール」が豊富に含まれていて、頭痛を誘発しやすい食品の代表といわれる。また、オリーブオイルにもポリフェノールが多く含まれている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…