海鮮丼には醤油を「かけるvsつける」
「血圧が高めなので、減塩を心掛けましょう」と言われても、薄味の料理は味気なくておいしく感じられませんよね。しかし、「いつもの習慣」で、わざわざ取らなくてもよい塩分を無駄に取っていることはよくあります。まず、そちらの見直しから始めましょう。
外食時などにサラリーマンの皆さんを見ていて気になるのは、海鮮丼の召し上がり方です。
わさびを溶いた醤油を丼に直接かけていませんか? この方法では醤油がご飯に染みやすく、「ネタにかかっていない」とさらに醤油をかけることになりがちです。
そもそも酢飯は、それ自体に塩分が含まれるので、丼1杯で約2・2グラムの塩分を摂取することになります。ここに醤油をかけ、ガリなどの漬物や味噌汁を食べれば、塩分の摂取量はかなりのものに。つまり、酢飯にかける醤油の量は少なければ少ないほど良いのです。
醤油は海鮮丼に直接かけず、醤油皿へ。そしてネタにちょっと醤油をつけて、ご飯と一緒に食べるようにしましょう。丼ではなく寿司の場合も同様です。
海鮮丼以外では「食べる前に調味料をかける」を見直してほしい。焼き魚や餃子、コロッケなど、食べる前に醤油、酢醤油、ソースをつけてしまうのではなく、まずはそのまま味わい、もの足りなければ調味料をプラス。下味をきちんとつけているものも多く、何もつけない方がかえっておいしいことがあります。
ちなみに私は、餃子には酢ラー油派。さっぱりおいしい。酢醤油から酢ラー油に変えるだけで、簡単に減塩ができます。