著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

バセドー病、橋本病、がん…甲状腺のトラブルが多い

公開日: 更新日:

 中高年女性(40~64歳)の患者数は、機能亢進症が約8万1000人(男性の約5倍)。女性全体の機能亢進症患者は約14万6000人なので、その半数が中高年で占められていることになります。バセドー病などは、まさに中高年女性特有の病気といっていいでしょう。また機能低下症の中高年女性は約2万9000人(男性の約30倍)となっています。

 中高年女性は甲状腺がんにもかかりやすいことが知られています。女性全体の患者数は約4万1000人(男性約7000人)。40歳を過ぎたころから次第に増え始め、中高年女性に限っても、約1万5000人もいるのです。

 とはいえ、がんの中では際立って優等生的な存在で、10年生存率が95%以上、20年生存率でも90%を超えるといわれています。

 ほかの甲状腺の病気で受診したらがんだった、というケースも多く、早期で見つかることが多いのも特徴のひとつです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動