コロナという事態は突然来たから、皆よく考える時間がないままに慌ててしまっているけど、これはいま皆が共通して抱えている苦悩なんだから、ひとりだけの問題じゃない。少し立ち止まって考えれば、工夫次第で道を切り開く方法はいろいろあるはずです。なにしろ、物事はすべて変化していくのですから。
▽篠原鋭一(しのはら えいいち)「自殺志願者の駆け込み寺」としてしられる千葉県成田市の曹洞宗長寿院住職。1944年生まれ。兵庫県豊岡市出身。曹洞宗東南アジア難民救済会議の結成、カンボジアの難民キャンプで教育活動、中国少数民族の教育活動などに携わる。1994年にカンボジア国王より「国家建設功労賞」が授与。