【マンゴー】体をクールダウンさせ渇きを鎮めて不足した水分を補う
7月に入り猛暑が続いています。夏に向けてシニアが注意したいのはなんといっても「脱水症」です。加齢によって、体内の水分量は減少します。乳幼児はおおむね体重の約70%の水分量を保持しているといわれていますが、年々その量は減っていって、シニアの場合は50%程度になってしまうのです。
さらに腎臓機能の低下によって、体内に必要な水分および電解質をとどめておくことが難しくなり、そして水分を蓄える筋肉量の減少も水分不足に追い打ちをかけてしまいます。
そのうえ、年を重ねるごとに喉の渇きを感じる「口渇中枢」機能が衰えます。そのため、明らかに体内の水分量が不足しているときでも気がつかずに水分を取らなくなり、脱水症状を起こしてしまう傾向が高いのです。
このようにもともと体内の水分が不足しがちなシニアにとって、日差しが強い日の外出や屋外の作業は注意が欠かせません。脱水症は初期の段階ではめまいやふらつき程度でも、進行すると頭痛、吐き気、ひどくなると意識を失う場合もあります。また、脱水によって血液濃度が高まると脳梗塞や心筋梗塞のリスクも高まります。