起きない場所で地震急増 「南海トラフ」が動き出したのか
「フィリピン海プレートからのストレスが徐々にたまってきて、ユーラシアプレートを押している状態です。両プレートの境目が、南海トラフと呼ばれる位置なのです。フィリピン海プレートに押され、ユーラシアプレートの上に乗っている桜島、阿蘇山が噴火したとみられている。それだけ、押し出す力が強く、ストレスがかかっている。南海トラフ地震の本震に向け、動き出している可能性があります」(高橋学教授)
また、近畿地方の地盤をGPSを使って分析している元東大地震研究所准教授の佃為成氏もこう警告する。
「新潟から神戸にかけての『ひずみ集中帯』で岩盤の動きが活発化しています。このラインで大地震が起きる可能性があるため要注意です」
日本列島が動き出している。