茨城で震度5弱の不気味 「首都直下地震」の前触れなのか
熊本地震の本震から1カ月。関東地方を大きな揺れが襲った。16日午後9時23分ごろ、茨城県で震度5弱を観測した。気象庁によると、震源地は茨城県南部で、震源の深さは約40キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5.6と推定され、2~3日中は震度4程度の余震への注意を呼び掛けている。
茨城県周辺では今年に入ってから地震が頻発している。別表は熊本地震前日の4月13日までに全国で起きた地震の発生数を集計したもので、気象庁の震度データベースから震度1以上の地震をすべてピックアップ。3回以上の揺れを観測した震源を抜き出し、件数の多い順に並べた。この時点で茨城県は突出しているが、その後の1カ月もたびたび揺れ、今月15日までに茨城県沖で28回、茨城県北部で26回、茨城県南部で15回を数えた。しかも、規模が大きくなっている。熊本地震の最初の揺れとほぼ同じ時刻に揺れたのも不気味だ。首都直下地震の前触れなのか。
■東京につながる「柏崎千葉構造線」そば
元前橋工科大教授の濱嶌良吉氏(地殻変動解析学)はこう言う。