千葉で地震頻発 「首都直下」いつ起きてもおかしくない?
政府の地震調査委員会が先月発表した「全国地震動予測地図2018年度版」によると、千葉市で30年以内に震度6弱以上の揺れが起きる確率は、ナント85%。東京都庁は48%だ。首都圏は、プレートが沈み込む海溝付近で発生する「海溝型地震」と、断層が動くことにより発生する「断層型地震」の両方のリスクを抱えている。
「首都圏は、フィリピン海プレートとユーラシアプレート、太平洋プレートの3つのプレートが入り組んだ、世界でもまれに見る危険な地域。しかも、堆積層が厚く、多くの活断層がいまだに確認されていません。活断層があっても見つけにくいのです。プレートが入り組んでいることと、“隠れ断層”の存在を考えると、首都を襲う大地震がいつ起きてもおかしくありません」(島村英紀氏)
つい最近では、先月18日に震度6弱(M6.1)の大阪北部地震が発生したばかり。西日本を襲った豪雨といい、不気味な地震といい、まさか、この先に起こる凶事の予兆なのか。