首都圏が世界一危険…巨大地震リスクが高いこれだけの論拠
今月上旬、神奈川・相模川で、過去最高のアユの遡上が記録された。関東大震災前にもアユが豊漁だったと記録に残っていることから、「大地震の前兆では?」とネットなどで話題になった。
■東京湾のクジラに警戒
さらに先週には、浦安沖など東京湾内でクジラが相次いで目撃。2016年の熊本地震(M7.3)や同年のチリ地震(M6.1)の直前にも、無数のクジラが打ち上げられたことから、関心が集まっている。
これらが巨大地震と直接関係あるかは分からないが、東京を中心とした首都圏が世界一、“巨大地震”発生のリスクを抱えるのは間違いない。
政府の被害想定を見るだけでも、危険性は山ほどある。まず、「首都直下地震」では東京湾北部地震(M7.3)と多摩直下地震(M7.3)。海底を震源に起こる「海溝型地震」では、元禄型関東地震(M7.4)、南海トラフ(M8~9)、相模トラフ(M8)、三陸沖~房総沖(M8)、茨城沖(M7)。
コレだけじゃない。「活断層で発生する地震」もある。立川断層帯地震(M7.4)、三浦半島断層群(M6.7)ほか、伊勢原、鴨川低地、深谷など断層帯を震源とする地震だ。