初めての「朝の酒」は20代の終わりにパリのキャフェーで
はじめてパリへ行ったのは20代の終わりで、12月の寒いときだった。地下鉄を降り、地上に出て最初に思ったことは、「おとぎの国のようだ」であった。子供の頃に見たヨーロッパの絵本に描かれていたのと同じ、古く美しい街並みを見たからである。
翌朝、時差ボケもあったのだろう、ずいぶ…
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