“私立小御三家”から転落しかねない…学習院初等科の危機
しかし、小学校となると、話は変わってくる。お茶の水女子大附属小は幼稚園と同様、お茶の水女子大キャンパス内。一方、学習院初等科は学習院大キャンパスではなく、迎賓館(最寄駅・四ツ谷)の真ん前にある。そして、迎賓館に隣接するのが赤坂御用地。つまり、秋篠宮邸から学習院初等科には徒歩数分で通えるのである。
■徒歩数分なのに通わなかった悠仁さま
悠仁さまが小学校からは学習院に来られるものと、関係者が考えるのも無理はなかったが、その期待は見事に裏切られてしまう。悠仁さまはそのままお茶の水女子大附属小に内部進学。戦後の皇室で学習院初等科に入らなかったのは初めてである。現在、悠仁さまはお茶の水女子大附属中に在学している。
秋篠宮家では悠仁さまだけでなく、長女・眞子さまは学習院女子高から国際基督教大、次女・佳子さまは学習院大を中退し国際基督教大に進んだ。皇室の「学習院離れ」が顕著になる中、初等科の人気凋落に追い討ちをかけたのが、徳仁天皇の長女・愛子さまの不登校問題が表面化したことだった。一部の男子生徒の乱暴な振る舞いで学校に行けなくなってしまったのだ。雅子妃や皇太子時代の徳仁天皇による登下校の付き添いや授業参観は1年半以上にも及んだ。