【ツツイズム・マグマ】水滸伝の次に筒井康隆の最新短篇集における「死」を語ろう
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先週取り上げた「水滸伝」は、日本の文学に多大な影響を与えた。滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」はその代表だが、実は日本での「水滸伝」インスパイア系作品で№1だと私が思っているのは、筒井康隆の「俗物図鑑」だ。本家「水滸伝」の乱暴さは荒削りでぶっきらぼうだが、現代文明への批評とソフィステ…
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