ガストが業界初ではじめた“いろんなもの”とは? 下地には緻密な調査分析
チーズINハンバーグが大人気のガスト。ナイフを入れると、とろ~りとけ出るチーズがたまらない。
「2008年の発売以来、累計およそ1億5000万食を突破しました。1000パターン以上の配合を試作し、おいしさはもちろん、とろけるスピードやのび具合など、最高のバランスを追求し続けています。18年にはそれまで4種類だったチーズの種類をゴーダチーズ、エダムチーズ、モッツァレラチーズ、チェダーチーズ、マスカルポーネチーズなど10種類に増やし、10年以上かけて理想の味わいを作り上げました」(ガストを運営する「すかいらーくHD」の山田さん)
ガストといえば、ファミリーレストラン初のサービスとして1992年に「ドリンクバー」、93年に「呼び出しベル」を導入。直近では、自由に使える電源やWi-Fiをいち早く完備したことでも知られる。
日替わりランチが549円と低価格がウリだが、今では当たり前の宅配サービスの先駆けでもある。
「業界で初めて宅配サービスを開始しました。店内メニューだけでなく、宅配専用メニューも含めて100種類以上。おすすめは、パーティーセットのガストミックスセット、ファミリーセットです(ともに1690円)。人気メニューが盛り合わせになった大皿プレート一皿で、おうちでファミレス気分を思う存分お楽しみいただけます」(山田さん)
いろんな「はじめて」を生み出したガスト。店舗内での客のパソコン利用率など緻密な調査分析が下地になっている。