武器を買うより食料の自給を このままでは戦うどころか「兵糧攻め」で餓死させられる
鈴木宣弘(東大大学院教授)

戦後、米国の余剰農産物の処分場と位置付けられ、日本の食料自給率はどんどん低下した。カロリーベース38%という自給率だが、野菜の種の自給率が10%しかないことや化学肥料の自給率がほぼゼロであることを考慮すると、実質は10%あるかないかくらいとの推定もある。
我が国が国民の…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,319文字/全文1,460文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】