猛毒コブラが旅客機の操縦室に! 冷静に緊急着陸させた南アの機長に称賛の声
パニックを起こさずに旅客機を無事、緊急着陸させた南アフリカの機長に称賛の声が寄せられている。
ルドルフ・エラスムス機長が4月3日、同国西ケープ州からネルスプロイトまで4人の乗客を乗せてビーチクラフトのビジネス双発レシプロ機「バロン58」を操縦し、高度約3400メートルを飛行していた時のこと。
背中に「何か冷たいもの」が動くのを感じた。
その「何か冷たいもの」の正体はなんと、噛まれたら人間がわずか30分で死に至る猛毒を持つ南アの毒蛇「ケープコブラ」!
ルドルフ機長は、極めてデンジャラスな「5人目の乗客」が搭乗していたことに気づくと、乗客に事情を説明し、緊急着陸すると告げた。乗客たちはショックで口もきけない状態だったという。
ルドルフ機長は、すぐに航空管制官に事情を説明し、ウェルコムの空港への着陸を許可された。そして足元にケープコブラがいる状態で約15分間、冷静に機を操縦し、コブラに噛まれることなく無事に着陸。空港では救急隊員や「ヘビ使い」に出迎えられた。