衆院議員・石破茂氏が寝台列車への愛を語り尽くす「1000回は乗った」政界きっての“乗り鉄”

公開日: 更新日:

 29歳で国会議員に初当選した頃は地元との往復の際、乗車券と特急券、グリーン券は議員の無料パスが出たのですが、寝台券は無料ではなかった。

 当時の一等寝台は高すぎて乗る金はないから、最上段の一番安い寝台に乗っていましたね。多い時は週に4回ほど。ほとんど列車で暮らしているような状態で、車掌さんからは「あんたも大変だね」と言われたものです。しかし、全然つらくなかったですし、楽しかった。週に4回も夜行列車に乗れるんですから。

 車内での過ごし方もよく覚えています。鳥取から列車に乗ると、車内放送で呼ばれるわけです。「衆議院議員の石破さま。食堂車で○○さまがお待ちです」と。「○○さま」なんて知らないんだけど、呼ばれたから食堂車に向かうわけです。

 すると「おーい、よく来たな」って、業界団体の方たちが宴会をやっとるんですよ。それで「まあ、一杯飲めよ」とか言われて飲むわけです。逃げようがないですし。私もいい調子で飲んで「そろそろ寝ましょうか」と、お開きになるんですが、すると今度は別の団体の方がやってくるんだな。「石破、○○の団体とは飲んで俺たちとは飲めないのか」と。いやいや、そんなことはありません、さあ飲みましょうと言ってまた飲むわけですよ。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…