「ピップ」エレキバン誕生秘話…着想は肩に硬くなった米粒を貼った社員から

公開日: 更新日:

「ピップエレキバン!」と会長が連呼するCMを覚えているだろうか? 共演の藤村俊二が「会長、どうぞ」と声をかけると、横矢勲会長が「ピップエレキバン」と答える。後の樹木希林との掛け合いでも何を言っても「ピップエレキバン」と言うアレだ。

 実はこれ、CM制作費を抑えるための苦肉の策だったのだという。

 発売元のピップは医療・衛生用品の卸売会社だった。1962年出版の「流通革命」(林周二著)という書籍で「問屋無用論」が提唱されたことをきっかけに、自社のオリジナル商品の開発を開始。当時流行していた磁気商品ブームを受け、磁気治療器を試行錯誤していたところ、「硬くなった米粒をバンソウコウにつけて肩に貼っていた社員の姿から、『磁石がついたバンソウコウ型の磁気治療器』というアイデアが生まれた」(ピップ広報担当者)のだという。

 ただし、1972年の発売当初の知名度はほぼゼロ。約5年後、冒頭の会長のCMで爆発的なヒット商品になった。

「これは最後の賭けだったそうです。ピップエレキバンの磁気は、体内成分に働きかけて血管を拡張します。それにより血行が良くなり、老廃物が流れることで筋肉がほぐれます」(前出の担当者)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  4. 4

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  5. 5

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  1. 6

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  5. 10

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり